何度も聞いた港内でサケが跳ねる音。
さらには足下を悠然と泳ぐサケ。
ということで、今シーズン3回目の最終戦(嘘つきでスミマセン)
積丹方面某所
サケ釣りで朝マズメの場合は、状況確認のため前日入りを基本としているのだけど、
数日前に来たし、確認はいらないかな?と判断した。
とはいえ、その数日で地形が変わっていたので、着いてビックリではあるのだが(笑)
立ち込みをすることは考えていたなかったので、致命的な問題ではない。
ただ、流すラインであったり棚は変えなければならなかったので、影響がなかったわけでもなかった。
で、AM3時半過ぎに到着。
導流堤か港内のどちらかで考えていたので、まずは偵察に行ってみる。
導流堤: 前回から釣れた痕跡が少し増えている。
港内: 釣れた痕跡は少ない。新しめなのが1~2個。
ハッキリと善し悪しが出ている感じではなく、どっちもどっちといったところ。
とりあえず導流堤に入ってみることにしてみる。
ただ、ちょっと困ったのが前述した地形。
数日前はえぐられて少し深くなっている場所に魚が溜まりやすいように見えたのだけど、そのえぐれている場所が変わっている。
ここ数日で、この辺の海が荒れたようには見えなかったので、川からの流れの影響だろうか?
また、もう一つ困ったのが河口付近に溜まった落ち葉の山。
かなり広範囲で水中に落ち葉の大きな塊ができており、ウキルアーで棚をちょっとでも深めにとるとフックには大量の落ち葉がくっ付いてくる。
暗いうちは、塊の範囲が確認できず、少し棚を浅めに取るしかなく、やりづらい。
そして夜明け近く。
ここからフィーバータイム!・・・が始まらない(笑)
ウキルアーにフカセと、手を替え、品を替え頑張ってみるが、何にも反応がない(笑)
一応、魚は確認できるのだが、前回までの群れというよりは、1匹または2匹の単発が主体。
大きめの群れは見えない。もう本当に終わりかな?
てな感じでAM8:00ころまで粘ってみるが、まったく釣れる気配がなく諦めた。
途中、何人かの釣り人と情報交換したが港内もサッパリだったらしい。
サケ釣りおしまい!
あとがき
今回、興味深かったのが、川側(ルール上は海の範囲)でぶっ込みしていた人が
メスのサケを釣ったのだが、すでにイクラが抜けた状態だったこと。
瀬のところに、やたらとサケが溜まっており、登る準備をしているのだろうと思っていたが、
どうやら、そこで産卵しているのではないか?と思われた。
もっと上流なのであれば、河口まで落ちてくる頃には、もっとボロボロのはずなので
そう考えると、産卵床が河口からすぐそばだと考えるが自然な気がする。
サケでもっと上流まで上るイメージだったのが、そうでもないのか?
例えば、豊平川だと白石区の一条大橋~水穂大橋付近で産卵していると聞いたことがある。
豊平川の上流域ではないが、河口からは約30kmある場所だ。
それが、海から50mに満たない場所でもあり得るのか?
しかも、満潮時は恐らく汽水域となる。
不思議いっぱいなサケの生態。イクラ丼への道は長い・・・
本日の天候
水温 : 15.5℃ (気象庁観測値より推定)
月齢 : 28.4 (大潮)