ロックフィッシュで使用する PEライン と リーダーライン の、おすすめの組み合わせ。
ロックフィッシュのメインラインにPEラインを使用する場合に必須となるリーダーライン。
根掛りでリーダーがなくなってしまうと結びなおすのが面倒ですよね?
なるべくならリグ側で切れてほしいものです。
リグ側で切るということは、単純に考えると結節強力の関係が、
「メインライン→リーダー結束部 > リーダー→リグ結束部」
となれば、いいわけです。
「メインライン→リーダー結束部」ついては、メインラインとリーダーそれぞれの結節強力の最小値になることに注意してください。
また、「リーダー→リグ結束部」は切れやすいように、あえて結節強力が落ちるノットを選択します。
結節強力については、一般的にPEラインの方が落ちやすいといわれていますので、
リーダーには、PEラインの直線強力より弱いリーダーラインを選択します。
基本的には、リーダーが弱ければ弱いほど、リグ側で切れる確率が高いと考えています。
ただ、あまりにリーダーが細すぎると、魚をかけた後にラインブレークすることが多くなってしまいます。
つまりは、リグ側が高確率で切れる範囲で、できるだけ太いリーダーの組み合わせが、ベストな組み合わせであると言えます。
この組み合わせは直線強力の数値だけでは正直わかりません。(あたりをつけることはできますが・・・)
実際に試してみることが重要です。
以下の表は、実際に私が試してみた結果です。
おすすめ度は「メインライン→リーダー結束部」で切れる組み合わせほど、おすすめ度を高くしています。
- ◎:ほぼ確実にリグの結束部で切れる。
- ○:ほとんどの場合、リグの結束部で切れる。
- △:半分くらい、リグの結束部で切れる。
- ▲:運が良ければ、リグの結束部で切れる。
- ×:メインライン-リーダー結束部で切れる。
なお、リグ側の結束は全てダブルクリンチノットを使用しています。
タックル | PEライン | リーダー | ノット | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
PE 0.4号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.4号 (4本編, 8.8lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 4lb (フロロカーボン, 5.5lb) |
PRノット | ○ ※1 |
PE 0.4号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.4号 (4本編, 8.8lb) |
シーガー プレミアムマックスショックリーダー 1.2号 (フロロカーボン, 6lb) |
SFノット | ○ ※1 |
PE 0.4号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.4号 (4本編, 8.8lb) |
シーガー プレミアムマックスショックリーダー 1.5号 (フロロカーボン, 7lb) |
PRノット | △ |
PE 0.6号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.6号 (4本編, 13.9lb) |
シーガー プレミアムマックスショックリーダー 1.75号 (フロロカーボン, 8.5lb) |
PRノット | ▲ |
PE 0.8号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.8号 (4本編, 17.8lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 10lb (フロロカーボン, 12lb) |
PRノット | ◎ |
PE 0.8号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 0.8号 (4本編, 17.8lb) |
シーガー プレミアムマックスショックリーダー 2.5号 (フロロカーボン, 11.5lb) |
FGノット | ◎ |
PE 1.0号 スピニング |
シマノ タナトル4 1.0号 (4本編, 20.0lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 12lb (フロロカーボン, 15lb) |
PRノット | テスト中 |
PE 1.2号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 1.2号 (4本編, 22.2lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 12lb (フロロカーボン, 15lb) |
PRノット | ◎ |
PE 1.2号 スピニング |
ラパラ RAPINOVA-X MULTI-GAME 1.2号 (4本編, 22.2lb) |
シーガー プレミアムマックスショックリーダー 3号 (フロロカーボン, 14lb) |
FGノット | ◎ |
PE 1.5号 スピニング |
シマノ タナトル4 1.5号 (4本編, 31.7lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 16lb (フロロカーボン, 18.5lb) |
PRノット | ◎ |
PE 1.5号 スピニング |
シマノ タナトル4 1.5号 (4本編, 31.7lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 16lb (フロロカーボン, 18.5lb) |
FGノット | ◎ |
PE 2.0号 ベイト |
バークレイ Super FireLine 2.0号 (コーティング系, 30lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 16lb (フロロカーボン, 18.5lb) |
PRノット | ○ ※2 |
PE 2.0号 ベイト |
バークレイ Super FireLine 2.0号 (コーティング系, 30lb) |
シーガー R18 フロロリミテッド 20lb (フロロカーボン, 23.5lb) |
PRノット | ○ ※2 |
※1:細糸でPEライン側が痛みやすい。
ノット側に問題がなくとも、高切れとなってしまう場合が多い。
※2:Super FireLine の滑りが良いため、通常のPRノットではすっぽ抜けする。
そのため、すっぽ抜け対策を入れる改変を行っている。
※PRノットは、ラインにテンションがかかるとノット自体が若干伸びるため、余ったリーダーのカット前に一度テンションをかけておき、5mm程度リーダーを残すのがおすすめ。
また、巻き数をなるべく少なくする方がガイド絡みが少ない印象がある。リーダー側の焼きこぶは、ラインが絡まる原因となるため非推奨。
ライン絡みは、フルキャストがしづらいボートロックで問題となる。ショアではあまり気にする必要はない。